
朝から香港の新譜を聴きながら仕事。湿度は低くていい天気だ。突然インドな気分になる(笑)。インド系イギリス人女性歌手のお気に入りのCDを聴くが物足りない。出勤にはインドの古典舞踏の音楽のこのCDを連れて出る。
このアルバムは輸入盤だが日本の輸入販売元が日本語タイトルをつけている。『インド東部オリッサ州の宗教音楽 オリッシー(宗教的楽舞)の魅力』。その名のとおりオリッシーという古典舞踏はインドのオリッサ州のヒンズー教寺院での儀礼で踊られる奉納舞踏。イスラム政権(ムガール帝国)時代、それに続くイギリスによる植民地支配の時代に伝承が途絶えていたが、独立後に復活した舞踏だ。
このアルバムを買った頃大阪でも見る機会があった。その頃やはりインドの古典舞踏であり、やはりヒンズー教の奉納舞踏であったバラタナティアム(こちらはタミル・ナードゥ州)を少しだけ習っていた私は、両者の違いが明確にわからないまま(今でもよくわからないが…)鑑賞したことを覚えている。音楽も似ているが、バラタナティアムは神のことを歌った内容の歌が多いようだが、オリッシーは歌というより、かけ声の方が多いようだ。タブラ、シタール、バンスリ(横笛)に踊り手の足の鈴の音も重要だ。リズムは自在に変化する。オリッシーでもバラタナティアムでもフラメンコのように細かいステップを踏む。ジプシーは本来インド起源ということで、フラメンコのルーツもインド古典舞踏にあるようなことを以前本で読んだことがあるが詳しくは知らない。
そういえばオリッシーとバラタナティアムではサリーの巻き方も若干違っていたように思う。どちらにせよ、ほんの少しかじっただけでも、それ以前とは比べものにならないくらい、こういう音楽を身近に感じることができるのが少し嬉しい。ちょっと踊りたくなってきた(笑)。時間があったら、また習ってみたいんだけど…。やりたいことは尽きないのでした。
1975年フランス発売・全6曲
(小薫)


